パソコンの達人になろう

パソコンの種類・特徴

パソコンには大別にして机上等に設置して移動させないで使用する据え置き型のものと、持ち運んで使用する可搬型のものに分けることができます。種類をご紹介していきます。

固定型には、「デスクトップ型」、「タワー型」・「一体型」などがあり、可搬型には、「ラップトップ型」・「ノート型」などがあります。

固定型

固定型には次のような種類があります。

デスクトップ型  

かつては横型の筐体を使用したものをこのように呼んでいましたが、現在ではミニタワーなどの形状でも机上に置くことができるものは(ノート型と対比する形で)デスクトップ型と呼ぶ場合が多いです。

拡張性を犠牲にした小型のデスクトップ筐体では、縦横どちらにも設置できるものが多く、価格も比較的安いことから、企業などの業務用クライアント機として大量に導入されている場合が多いです。


デスクトップ(タワー型)  

縦型の筐体を用いるパーソナルコンピュータです。
大きさによって、フルタワー、ミニタワー、マイクロタワー、スリムタワーなどがあります。立方体に近い形状をしたキューブ型パソコンも、広義ではこのタワー型に入ります。

また、フルタワーよりも大きなサイズのスーパータワーも存在します。
フルタワーやミニタワーは、メンテナンス性に優れ、内部拡張性が高いものが多いです。ヘビーユーザーにとっては設置面での問題を別にすれば最も適した種類です。


デスクトップ(一体型)  

本体(マザーボード・電源等)とディスプレイ(かつてはブラウン管、今日では液晶ディスプレイ)をひとつの筐体に収めたものです。
製品によってはキーボードも一体化している場合があります。超小型デスクトップとは違って内部の部品は一般的なデスクトップ用の部品を使用しているものが多いですが、記憶ドライブなどにノート型の部品を転用している場合も見られます。
デスクトップ型やタワー型と比べると、本体とディスプレイの接続の手間は省ける利点はあるものの、機能拡張面で弱い傾向が見られる事から、ヘビーユーザーからは敬遠されがちです。

2005年頃から登場した大型のものは、地上デジタルテレビジョン(地デジ)受像機と一体化され、一見パソコンには見えないものが多いです。以前から存在する小型のものは、ライトユーザー(初心者)の他に、企業などのクライアント機として大量に導入される場合があります。


キーボード一体型 超小型

本体とキーボードが一体化しており、外観は分厚く大きいキーボードのようです。テレビ接続を想定していたかつての8ビットパソコンに多く採用されていたが、1990年代以降は少なくなっています。

ノートパソコンの部品を利用して内部拡張性を排除したデスクトップパソコンです。ノートパソコンのように電源を外付けにしているものが多いです。


可搬型

可搬型には次のような種類があります。

ラップトップ型  

本体、ディスプレイ、キーボードをひとつの筐体に収め、移動のためのハンドルを持った形状のものです。膝(lap)の上(top)に乗せて使うことからこの名がつきました。ノートパソコンとは、似ている様でまったく違うものですが、
今では「持ち運び性を重視したパソコン」は、全てノートパソコンといわれてしまう傾向にあります。
ラップトップは、運搬性の向上を理由に、拡張機能などの簡素化がされたノートパソコンに比べ、デスクトップと遜色のない機能を搭載した事と、運搬性を考慮した形のため、必要に応じて片付けたり、出すことができた反面、運搬性を考慮したとは言っても、やはり持ち歩くには相当の不便がありました。

これらは主に商業分野や工業分野、または学術分野で利用され、その場で見積もりやシミュレーションデータを出す用途などにも利用されていました。ある分野では、ラップトップ機の機種に依存したプログラムを組んできた事もあり、2000年代に入っても相当数のこれら旧式なラップトップ機が未だ業務用の分野で利用されている模様です。

ノート型パソコン

A4ノートサイズ以下の大きさで、折りたたんで持ち運び可能なものです。ノート型のうちでも可搬性を重視したものとして、サブノートやミニノートがあります。
主に据え置きで使い、長距離の持ち運びより室内での移動を想定した大型で重いものは、DTR(デスクトップリプレイスメント)、トランスポータブルなどと呼ばれます。

ミニノート

キーボードやマウスを省略し、液晶ディスプレイに一体化したペンタブレットで文字入力とポインティングを行うものをベンコンピューターと言い、2002年にマイクロソフトが発売した専用オペレーティングシステムを搭載するタブレットPCももこれに含まれるが、普及はまだこれからです。

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最終更新日:2021/3/18

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