パソコンの達人になろう

パソコンの生まれ

1960年代までのコンピュータは、きわめて大型で高額なものであり、当時は1台のコンピュータを複数人が共同で利用するのが一般的な形態でした。1970年代に入る頃には、高額かつ大型で専門家が操作するメインフレーム(汎用コンピュータなどとも呼ばれる)、事務計算用のオフィスコンピューター(オフコン)、研究用のミニコンピューター(ミニコン)など各種のコンピュータに分化していたが、特別な場合でない限り、いずれも複数人が共同で利用していました。

1970年代後半になって、個人で購入可能なくらいに小型で低額なコンピュータが登場した。このような製品を当初はマイクロコンピューター(マイコン)などと呼んだが、外観・操作性が洗練されてきたものを、従来品との差別化を図るため、個人用途であることを強調した「パーソナル」を冠して呼ぶようになりました。

特に個人のためのコンピュータという意味では、アラン・ケイが1972年のACMNational Conferenceで発表した
"A Personal Computer for Children of All Ages"にその言葉が見られます。
ここで言うパーソナルコンピュータとはダイナブックの事を言います。

現在一般的には、入力機器としては、キーボード・マウス(ポインティングディバイス)など、出力機器としては、ディスプレイ・プリンタなどと組み合わせて利用します。


華やかな歴史はアメリカから始まった

「パーソナルコンピューター」は、1970年代のアメリカから始まります。
パーソナルコンピューターという言葉自体はすでに一般に浸透していましたが、製品名としてパーソナルコンピューターと名づけられたのは、1984年に発表されたIBMの製品からです。(IBM Personal Computer model 5150)

その頃からは、「コンピューターとソフトウェア」という関係が世間に広く浸透しており、「ソフトウェアしだいで、色々な用途に使うことのできる」個人用パーソナルコンピューターという概念が浸透していました。

その後、現在でもプロの現場では欠かすことのできない、アップル社のマッキントッシュや、日本からはNECのPC-8000や、PC-98シリーズなどが登場し、人気を博しています。

また、東芝からはどこでも持ち運べることのできる、信頼性の高いノートPCが発売され、人気を誇り、マニアユーザー向けにはMSXなどが普及していました。

OSでは、マイクロソフト社のMS-DOSが事実上の標準OSだった時期もあるが、その後、同社が開発したwindowsOSが爆発的な普及を遂げて、現在もシェアのトップを走っています。また、他にもLinux系のカスタマイズ製に富んだOS類も普及が進んでいます。
Macでは、アップル社製のOS以外の選択肢はほぼ無かったが、Macにもインテル社製のCPUが搭載されたため、
Windowsの搭載が可能になりました。

CPUはまさに日進月歩の勢いで進化していて、数年前の高スペックのCPUでも、現在の安価なCPUにもスペックが劣ったりしていることもあります。
最近ではインテル社とAMDの2社のライバル同士の製品が主に市場に流れており、特にインテル社のシェアがきわめて高いです。現在は高性能なデュアルコア・CPUが主力の製品です。

また、東芝やソニーなどといった大手メーカーから出るばかりではなく、国内外から中小様々なメーカーがパソコンを販売、製造しており、果ては自作も可能であるなどの、消費者にとっては幅の広い選択ができることも特徴です。

最近発売されているパソコンは一般消費者にとってはオーバースペックである面が強いですが、逆にその高い技術力が、途上国向けの1万ドルPCの様な製品が登場する背景にもなっています。

近年では、携帯電話との融合も進んでおり、携帯電話やPHSの通信モジュールが搭載された機種や、携帯電話では、一昔のパソコンでもできたスケジュール管理や、エクセル・ワードの読み込みにも多くが対応するようになっていて、携帯電話側からはインターネットに特化した端末や、Windows搭載の携帯電話が登場するに至っています。


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2019/3/20 更新

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