「パーソナルコンピューター」は、1970年代のアメリカから始まります。
パーソナルコンピューターという言葉自体はすでに一般に浸透していましたが、製品名としてパーソナルコンピューターと名づけられたのは、1984年に発表されたIBMの製品からです。(IBM Personal Computer model 5150)
その頃からは、「コンピューターとソフトウェア」という関係が世間に広く浸透しており、「ソフトウェアしだいで、色々な用途に使うことのできる」個人用パーソナルコンピューターという概念が浸透していました。
その後、現在でもプロの現場では欠かすことのできない、アップル社のマッキントッシュや、日本からはNECのPC-8000や、PC-98シリーズなどが登場し、人気を博しています。
また、東芝からはどこでも持ち運べることのできる、信頼性の高いノートPCが発売され、人気を誇り、マニアユーザー向けにはMSXなどが普及していました。
OSでは、マイクロソフト社のMS-DOSが事実上の標準OSだった時期もあるが、その後、同社が開発したwindowsOSが爆発的な普及を遂げて、現在もシェアのトップを走っています。また、他にもLinux系のカスタマイズ製に富んだOS類も普及が進んでいます。
Macでは、アップル社製のOS以外の選択肢はほぼ無かったが、Macにもインテル社製のCPUが搭載されたため、
Windowsの搭載が可能になりました。
CPUはまさに日進月歩の勢いで進化していて、数年前の高スペックのCPUでも、現在の安価なCPUにもスペックが劣ったりしていることもあります。
最近ではインテル社とAMDの2社のライバル同士の製品が主に市場に流れており、特にインテル社のシェアがきわめて高いです。現在は高性能なデュアルコア・CPUが主力の製品です。
また、東芝やソニーなどといった大手メーカーから出るばかりではなく、国内外から中小様々なメーカーがパソコンを販売、製造しており、果ては自作も可能であるなどの、消費者にとっては幅の広い選択ができることも特徴です。 |